今回は心理学的アプローチから見る
コピーライティング講座になります。
今回解説する「マズローの欲求5段階説」を理解して
おくと、商品を売る際にそれぞれの欲求段階の人に対して
ピンポイントに刺さるコピーライティングが可能となります。
マズローの欲求5段階説とは・・
マズローの欲求5段階説とは心理学者の
アブラハム・マズローが人間の欲求を
5段階にわかりやすく分け理論化した考え方です。
下記をご覧ください。
このようなにピラミッド型で表されます。
まずはどういうことなのか簡単な例を挙げてみます。
<生理的欲求段階>
少し言い方が悪いですが、あなたには
家がありません。
そしてもちろん食べるものもなく
現在3日以上絶食状態です。
そんなあなたはまず食事がしたくて
たまらないはずです。
そんなあなたの前に神様が現れ一生困らないだけの
食べ物を置いてくれました。
もうこれであなたは食事に困ることはなくなりました。
そして、寝ることも外ではありますが可能です。
つまり生理的欲求は満たされた状態となりました。
<安全欲求段階>
さてこの生理的欲求が満たされた状態になると
人間は次の欲求に移ります。
家がないとなるとやはり危険が伴いますので、
安全を求め家が欲しくなりますよね。
家があれば安全に暮らせます。
安心して暮らせるだけのお金も手にれることが
でき、さらに家を手に入れ経済的にも余裕が
出て安全に暮らせるようになったら、
次の欲求が生まれます。
<社会的欲求段階>
孤独ではなく家庭や社会に受け入れられたい
彼氏彼女が欲しいなどの他者との関わりたい
欲求が生まれます。
つまり仲間が欲しいとか愛が欲しいなどです。
<自我、承認欲求段階>
それも満たされると次はその関わりで自分という
存在を認められたいという欲求が生まれます。
目立ちたい!ちやほやされたい!
尊敬されたい!などです。
<自己実現欲求段階>
さらにこれを越えると何かを成し遂げたい、
さらに追及したいという欲求の域に達します。
このように人間は下位の欲求が満たされると
さらに上位の欲求が生まれていくということを
階層にしたものがマズローの欲求段階説です。
ただ、完全に100%満たされないと次の欲求
段階へ移行しないというわけではありません。
つまり欲求によってはある程度満たされると次の
欲求段階へ移行するということになります。
それでは一つ一つ見ていきましょう。
1.生理的欲求
睡眠や食事などの生きていく為の根源的な欲求です。
生命維持レベルです。
ここの欲求を満たせていない人はこの日本に
おいてはかなり少数かと思います。
2.安全欲求
安心、安全に暮らしたいという欲求です。
お金に余裕を持ち、経済的に安心、安全に
生きていきたいと思うというものこの欲求になります。
いつまでも健康に生きていきたいというのも
この欲求です。
3.社会的欲求
集団に所属したいという欲求です。
つまり人と関わりを持ちたいということです(孤独回避)。
- 彼氏彼女が欲しい
- 家庭を持ちたい
- 会社に所属したい
- コミュニティに所属したい
これらも社会的欲求になります。
4.自我(承認)欲求
他人から尊重されたい、認められたい欲求です。
地位や名誉などを得ることによって満たされますが、
本当に心からこの欲求が満たされるのは
スキル習得や自分に対する自信を持てるようになることでです。
5.自己実現欲求
自分がどこまでやれるのか、可能性を試したい。
自分が全力を出せばどこまでいけるのか見てみたい。
1~4の欲求を満たした人はここに辿り着くことになります。
真にここに到達している人はかなりの少数派です。
各業界の第一線で活躍している人は
この域に達していると言えます。
イチロー選手などは完全にこの域だということが
わかりますよね。
実は更なる上位欲求の存在有り
自己実現欲求をも満たしてしまうと
さらに次の領域がマズローによって
追加されています。
それは「自己超越」。
自分のみならず、他者をも満たそうとする段階ということです。
マズローは晩年、5段階の欲求階層の上に、さらにもう一つの段階があると発表した。それが、「自己超越」(Self-transcendence) の段階である。
マズローによると、このレベルに達している人は人口の2%ほどであり、子供でこの段階に達することは不可能である。 マズローは、自身が超越者だと考えた12人について調査し、この研究を深めた。
引用元:wikipedia
コピーライティングにおけるマズローの欲求5段階説
マズローの欲求5段階説を理解しておくことにより
その欲求段階の人にピンポイントで訴求した
とても効果的なコピーを作ることができます。
「資格、スキル、人脈がなくてもこのノウハウを
忠実に実践するだけでお金に困ることはなくなります。」
このような文章は安全欲求段階の人に刺さるコピーになります。
「ノウハウを実践する中で同じ環境で実践を行って
いる仲間と交流して情報交換をする場を設けて
いますので、さらに相乗効果が生まれます。」
このコピーだと、集団に所属したいという
社会的欲求の段階の人に刺さります。
このようにマズローの欲求5段階説を理解して
おくことによって様々な欲求段階の人に向けて
刺さるコピーを書くことができるようになります。
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